第19回 記事の分類 その2

事前準備

  • https://icc.firstelement.co.jp/ を開こう。
  • 「Local」を立ち上げて、attaka-kidsの左側のグレーの三角をクリックしてサイトを起動し、ログインしよう。

前回のおさらい

そもそもなぜ分類が必要か

目的を持って使うサイトには、わかりやすい分類や検索機能は必須
 ⇒ 例:ネットショップ、求人サイト、不動産物件、グルメガイド、観光情報 etc.

価格.com のトップページにあるカテゴリーの例

分類方法

  1. 記事の属性で分ける
     例)エリア、イベント、グルメ、求人情報
  2. ユーザーの行動(興味関心)で分ける
     例)遊ぶ、暮らす、食べる、学ぶ

WordPressの標準の分類機能

  1. カテゴリー (縦軸)(参考書p132)
    • 階層構造にできる(親・子・孫…)
       ⇒ 例:都道府県/長野県/飯田市
    • メインの分類
  2. タグ (横軸)
    • 階層構造にできない
    • メインの分類に入れるほどではない、別視点の分け方
    • SNSのハッシュタグと同様、あるいは付箋のようなイメージ
記事に紐付けられたサイト内のタグをまとめて、記事数の多さを文字サイズで表現した「タグクラウド」の例(出典: https://www.itmedia.co.jp/im/articles/0702/28/news127.html

WordPressあるいはCMSの機能として、カテゴリーやタグで分類すると、自動で分類ごとの記事一覧ページが自動生成される。
例)あったかキッズ – 遊ぶ https://attaka-kids.jp/c/play/

分類の例

  1. 企業サイト
     例)お知らせ、製品リリース、スタッフブログ
分類の例:カルビーのトップページのニュース(出典: https://www.calbee.co.jp/
  1. 求人サイト
     例)地域、業種、雇用形態、賃金
分類の例:タウンワークの検索フォーム(出典: https://townwork.net/nagano/

SNSのつぶやきと違い、Webサイトには目的があり、想定するターゲットがいるので、その目的のためにターゲット読者がどんな使い方をするか/してもらいたいかを基準に分類を設計する。

分類してみよう

【オンライン書店をつくる際、書籍の分類に必要な情報を洗い出してみよう】
『WordPress ホームページ入門 基本&活用マスターブック』を参考に情報を列記してみよう

↓下記フォームから回答(記名不要)
https://forms.gle/x3saHM3bdLQWdyQV9

    • タイトル
    • 著者
    • _____
    • _____
      etc.

※回答いただいた内容は後ほど触れます

WordPressに標準で備わっている2つの記事の格納場所(参考書 p152)

投稿

  • 投稿日時が関係するもの
     ⇒ もっと具体的に言うと、詳細ページに投稿日時を表示する必要のある記事
     ⇒ 例:お知らせ、トピック、ブログ
  • 更新頻度の高い記事
  • 階層構造にできない
  • カテゴリーとタグでさらに投稿を分類する

固定ページ

  • 投稿日時があまり関係ないもの
  • 永続的に表示する内容
     ⇒ 例:会社概要、アクセス、事業内容、個人情報保護方針
  • 常に同じ位置に表示したい(=固定したい)ページ
  • 階層構造にできる
     ⇒ 例:営業所 > 関東 > 飯田営業所
  • カテゴリーやタグなどの分類はない

記事の格納場所が2つに分かれていることで、記事を管理画面側でも管理しやすく、おもてのサイト側でも表示をコントロールしやすい。
 ⇒ 「投稿」の記事だけを”お知らせ”としてトップページに表示できる(例:カルビー)

「投稿」と「固定ページ」も、WordPressに備わっている「分類」の一種といえる。

カテゴリー、タグに続く第3の分類方法(?)
「カスタムフィールド」

「キー」と「値」にわけて保存できる “メモ欄” のようなものだと思ってください(それも、ものすごく融通の聞くメモ欄)。

タイトル: WordPress ホームページ入門 基本&活用マスターブック

本文: 本書はWordPressの定番解説書『できるWordPress WordPress Ver.5.x対応 本格ホームページが簡単に作れる本』をポケットサイズに再編集した書籍です…

キー
価格1080円
出版社インプレス
ページ数260ページ
書籍の情報をカスタムフィールドに登録する例

これらの追加情報をタイトル・本文とは別に保存できます。一般的にメタ情報ともいう。

カテゴリー、タグと併せて、第3の分類機能としても使用できます。

  • 値を登録しても一覧ページは自動生成されない
  • Advanced Custom FieldsSmart Custom Fields などのカスタムフィールド入力補助プラグインを使うと記事投稿画面を丸ごとわかりやすくカスタマイズできるため大変人気だが、その弊害としてカテゴリ/タグで分類できるものまでカスタムフィールドに保存してしまう状況が起こるようになった。
  • 言うならば、本文欄はスカスカで備考欄(メモ欄)に情報が詰め込まれている状態。
  • 技術的な話だが、カスタムフィールドは検索に適しておらず、検索の負荷が高い。
  • カテゴリーやタグで分類できるものは優先的にそれらを使って分類し、分類できないものをカスタムフィールドに保存するというように使い分けるのが望ましい。
  • キーと値を分けて保存でき、キーを限定してある値を持った記事を絞り込むことができるので、ある意味分類の一種と言える。

投稿画面にカスタムフィールド欄を表示するには

右上の三点ドットをクリック
「パネル」タブを選択し「カスタムフィールド」を有効に。リロードすると本文したにカスタムフィールド欄が表示される。
投稿画面の本文したに表示されたカスタムフィールドの入力欄

実は、「カテゴリとタグ」のセットは増やせる。
「カスタム投稿タイプ」と「カスタムタクソノミー」

WordPressのインストール初期状態で「投稿」と「固定ページ」、そして投稿には「カテゴリー」と「タグ」という分類があるが、これら記事の格納場所・分類のセットはいくつでも必要に応じてつくることができる。「Custom Post Type UI」というプラグインを使用すると簡単に作成可能。

Custom Post Type UI

例えば書籍を登録していくとき、同じ出版社の本を登録するときに毎回「KADOKAWA」など入力するのはデータとしては無駄が多く手間がかかる(もし出版社の名称が変わったときはすべて修正しなければならない)。その場合、「出版社」という別の記事の”格納庫”を用意し、「KADOKAWA」という出版社についての情報を一元的に管理すれば、変更があった場合も一箇所の修正で済む。書籍の投稿画面からはその出版社の情報を参照するだけで良い。前出のSmart Custom Fieldsというプラグインの「関連投稿」という機能を使用すると実現できる。

CPT UIで手作業にて、またはプラグインによって自動生成されたカスタム投稿タイプ

新たにつくられた記事の”格納場所”を「カスタム投稿タイプ」という(「投稿」や「固定ページ」も投稿タイプのひとつ)。そして、それらカスタム投稿タイプの付ける分類を「カスタムタクソノミー」という。カスタムタクソノミーは必須ではなく、カスタム投稿タイプのみでも運用できるが大抵はセットで作成することが多い。

次週、実際にカテゴリー/タグ/カスタムフィールド/カスタム投稿タイプ/カスタムタクソノミーを作成して情報を登録してもらいます。

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